先日産まれた三男の出産レポートをまとめたら、長男次男も書きたくなったので書くことにしました。
妊娠、出産は個人差が大きいです。
あくまでもハレバレちゃん個人のお話です。
シモの話も出てきますが、パパやパパ予定の方も読んでみてください。
里帰り出産と初産の恐怖、計画分娩の提案
長男は里帰り出産でした。
2ヶ月前には状態が見たいという産科の希望もあり、職場には少し早めに有給を使い、産休に入らせてもらいました。
いつ、どんな風に、その時が来るのか
想像するだけでこわいです。不安です。ネットや本を見てはドキドキします。
出先で産気付いたら?
想像するだけで出掛ける気がなくなります。実家の母や祖母に甘えて、引きこもります。その結果、体重はどんどん増え、出産予定日も過ぎてしまいました。
前兆も見られない中で、先生に言われたのが「計画分娩(バルーン出産)」でした。
バルーン出産と予定外の立ち会い出産
メトロイリンテルという風船のように膨らむ医療器具は、「メトロ」「バルーン」と呼ばれています。
バルーンが膨らむことにより子宮口が広がり、分娩を促進する処置です。
こちらをやろうと提案されました。
赤ちゃんが長くお腹に居すぎても大きく育ち、胎盤劣化や羊水の濁り(赤ちゃんが排便するようになる)が発生するとの説明だったかと思います。
よって、出産日が決まったので旦那にこちらの実家にまで来てもらうよう連絡をしました。
…予定外の立ち会い出産となったのです。
計画入院と突然の破水、そして夫婦の戦い
日曜夕方、荷物を持って入院します。
内診にて先生が「これは自然にいけるかもしれない。」と子宮口をグリグリと刺激をしました。それでしばらく病室にて様子を見ることになりました。
その後、病室にて何の変化も感じないままに旦那と実母と病室でテレビを見ながら談笑。
ふと尿意を感じたので「ちょっとトイレ…、」と立ち上がった瞬間、、、
パンっ!!!!!!
と何かが弾けました。
そうです、破水です。
床とスリッパはびしょびしょです。
慌てて、看護師さんを呼びます。
そうなると急激に痛みが襲ってきました。陣痛です。慌てて色々と機械を繋がれました。
タイミング悪く、旦那以外の面会者は帰る時間になったので実母はここで帰宅。旦那と二人です。
ここからが地獄で、看護師さんも助産師さんも時々覗きに来るだけで全く側に居てくれません。メキメキと骨盤が崩壊する音がします。腰痛と陣痛でずっと痛い。最初からクライマックスすぎる。
旦那に
「腰!!!!(腰を押さえてほしい)」
「足!!!!(付け根を押さえてほしい)」
と絶叫します。
たまにやってくる助産師さんは子宮口を確認しては「うーん、朝までかかるかもねぇ」と呑気なことを言っています。旦那は汗だくで絶望しています。
さらに「ほら、頭は見えてるんだけどねぇ」と助産師さんは旦那にオマタを見せてます。
私の中の女が終了した瞬間です。
そして出産
そんな地獄を4時間弱過ごしたのち、ついにお産が進みます。
先生が呼び出され、私はフラフラになりながら車椅子に乗り分娩室へ移動しました。
そこからは30分程度で産まれました。
私も旦那も号泣です。
旦那は汗だくで顔全体がびしょびしょです。
公式記録は4時間半の自然分娩となりました。
初産にしてはめちゃくちゃ早いと言われています。
産後の体について
体重3,500g、身長50cmだったので、めちゃくちゃ大きかったです。私の体を変えてしまった…。
会陰切開について
いつの間にか切られていたようですが、陣痛で悶えている私には全くわかりませんでした。
出産後、溶けるタイプの糸で縫われました。
日が経つごとに糸が突っ張るような感覚がなくなっていきます。
お尻(痔)について
妊娠中期から便秘による痔が出来ていた自覚はありました。それが出産のいきみで更に悪化。
完全に痔核が飛び出しました。
上記の会陰切開の縫合中の先生にたまらず痔をとりあえず中に押し込んでくれと懇願しました。
寝てても痛いのに授乳で座るのはなかなか厳しく、ドーナツクッションが手放せませんでした。
この痔は結局、痔核手術を受けることになります。これもまた人生の中でトップ3に入る痛みです。
腰痛、骨盤の痛みについて
完全に崩壊した、と感じました。
出産がこんなにも腰と骨盤に影響あると思わなかったんですよね…。
産後、半年は走れなかったですし、立ち上がるときもおばあさん並にゆっくりしか出来なかったですし、本当に戻るの?と不安でした。
(この頃は産後整体を知りませんでしたし、二人目を後々作ることは家族計画にあったので、いちいちケアするのもったいないなーとさえ思っていました。大失敗です。)
後陣痛について
こちらは初産だったので特に記憶にありません。
入院生活について~旦那同室、お祝い膳~
赤ちゃんは段々と同室時間を増やしていく方針。
夜とか泣き止まずおろおろしたときは、そのまま預かってくれたりしました。
旦那が寝泊まりできるソファーベッドがあったので、旦那は1週間弱ずっと一緒に戦ってくれました。
曇ちゃん
個人病院の食事
毎食毎食、本当に美味しくて最高でした。量もたくさん。10時と15時にはおやつもあり。
地元のケーキやフルーツも本当に美味しかった記憶があります。写真どこかに残っているかなぁ…。
お祝い膳
お祝い膳は旦那と二人分のおせち風のものでした。
三段重になっていてとても美味しかったです!
一緒に堪能しました。
その他サービス~個人病院、至れり尽くせり~
◯洗濯は病院任せ、タオル、病院着、使い放題
◯シャワーは各部屋設置
◯シャンプー類は試供品サイズのブランドもの
◯足のマッサージサービスがあった
◯オムツは使い放題
◯産褥ナプキンや消耗品は支給
◯ミルクは1種類プレゼント
◯ガウンやスリッパのプレゼントもあった
◯テレビ、冷蔵庫は自由に使える
◯部屋がとてつもなく広い(12畳くらい)
里帰り出産でずっと利用していたわけではないですが、ここの病院はマタニティヨガや親子ヨガ、エクササイズ系の教室が無料で開催されていました。
いつも張り紙見ながら羨ましく感じたものです。
費用について
出産費用は休日割増、深夜割増。
そして胎盤がすんなり出てこなかったらしく胎盤摘出代(4万円)が計上されていました。
座薬、便秘薬の処方あり。
あとのサービス料金(食事代)とかで15万円ほど足が出ました…。
42万円は補助されているので総額では53万円程度ということですね。
ハレバレちゃん
まとめ
三男、次男に引き続き、長男のときの出産を思い出してみました。
もう6年前のことになります。子どもの成長の早さを改めて感じます。
長男のときはバースプランも何も私になかったので、本当に手探りでした。旦那と一緒に戦った出産だったと思いますし、居なかったらと思うとゾッとします。
次男と三男のときの助産師さんが素晴らしすぎて順序が逆だったら心折れていたと思います。放置ツラい…。
出産未経験の体が出産という大きなイベントを迎えたことで、二度とその前の体には戻らないと実感しています。
妊娠線とか尿漏れとかおっぱいが垂れ下がるとか、言い方は悪いですが女としてはめちゃくちゃ劣化したなぁと自分で感じています。
良いように言えば、母になった。
旦那がどう感じたか、私への感情がどう変化したかは気になるところですが、多分こういうことで愛情が薄れるタイプではないはず(苦笑)
本当に出産って三者三様!
そして産科も三者三様!!
妊娠中、またこれから妊娠したいなと考えられている皆さまが健康で満足のいく出産を迎えられますことをお祈りしております。
そして、私の体験が少しでも何かの参考になれば幸いです。
ハレバレちゃん
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